幻想幻愛メランコリック

人は二度死ぬのだと
どこかで聞いたことがある
一度目は肉体が滅んだ時に
二度目は誰かに忘れられた時に
だから例えばの話をしよう
永遠に誰かの記憶に残ることができたなら
永遠に生き続けることはできるのだろうか
幻想幻愛メランコリック
この世に生まれなかった君を思う
この世を過ぎ去った君を思う
存在しないものを愛する心は
存在してはいけない愛なのだろうか
幻想幻愛メランコリック
この世に生まれなかった君を思う
この世を過ぎ去った君を思う
ここではない遠い彼方を悼む心を
胸に残し続けることは虚しいのだろうか
愛することは失うことと隣り合わせで
いつかこの心を傷つけるだろう
それでもここにある愛しさを疑うのはよそう
いつか幻となって消える愛のままに
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