世界遺産と夜

どんな国に行ってみても感動だけじゃない
教科書に載っていた街の路地裏で
地べたには青年、近くには注射器
この街の日常、裏手に世界遺産

ここにいるのが運命かどうか
わからなくなるの歩くたび
弾き語りの歌声とその近くにスリと募金箱
ありふれた現実はない
綺麗な事だけではない
運命も信じそう
もう何もわからないよ

夜に吹く風似てるのは何故
だけと臭い、空気も目線も常識も違った
夜に吹く風このまま続け
この風を心地よく感じていいのかな

初めて行く国ではいつも
名も知らない駅で降りてみるの
ガイドの本に載らないカフェ
レコードの音の心地よさ

この時代に足で巡る旅知らない事ばかり
拙い英語で会話したカフェのあの子忘れないよ

横断歩道の向こうに有名な世界遺産が見えてきた
僕が見たかったのは壮大な遺産か
それとも日常?裏側の現状?
もうわからない、わからなくていい
意味がない事も美しい

思い出に大きいも小さいもない
この目でみてきたものが僕のもの

夜に吹く風似てるのはなぜ
一生に一度だろうこの道を歩く経験も
夜に吹く風似てても違う
そんなこと帰っても思い続けていたいな
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