粉雪のラブレター

密(ひそ)かな想いを込めて編んだセーター
私に悲しいくらい大きすぎるわ
あなたを遠くで見てた夏の高原
今では銀のゲレンデ……
まぶしさだけが変わらない
チェーンを巻いたクルマが滑るたび
あなたの昔の恋人が声をあげるわ

哀しいあなたの噂に
耳を塞いだら窓から粉雪
あの娘が振ったこといつか
後悔するほど素敵になってね
素敵になってね

みんなが滑りに出たらカードを書くわ
徴熱が少しあるのと言い訳をして
夏から好きだったこと半分隠し
上手に謎をかけたら
純いあなたも気がつくかしら
「あなたの青いセーター着てます」と
それだけ一行書き止めて胸で祈るわ

誰にもあなたの良さなど
解るはずないわ…ガッカリしないで
あの娘が振ったこといつか
後悔するほど素敵になってね
素敵になってね
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