雨と光線

いつかあの日の声さえ
聞こえない場所へ走る
雨音が騒がしいほど
わたしは一人になるように

退屈する 午後の記憶も
わたしのプリズムだって
はずかしいけれど
今日はきみに話し始めるから

今も会えない夜には
広くなる さみしさでも
空模様 知らない朝
見上げる心は透明

思わせぶる 街の匂い
懐かしい花道に敵わないけれど
今日はひとり歩き始めるから
いつもきみと眺めた 四角い地球

さよならだって言わずに走ってみたら
こころの色ふたつ
増やしただけの地平線
いいことだよ、と呟くきみは笑わない
ただ照らした わたしの光を思い出せる
この雨と光線

走る風景
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