天竜なさけ

あなた さよなら 言いたくて
来たはずでした 渡し場に
そんな淋しい 瞳をしたら
女ですもの 心が揺れる…
見送るつもりが 手に手を取って
忍ぶみちゆき 天竜なさけ

はァ…天竜下ればョ~ しぶきに濡れる
濡れちゃ戻れぬェゝふたりづれ

湯の瀬過ぎたら 淡雪の
伊那路に香る 花水仙(せっちゅうか)
乱れ咲くのは 罪ですか
女ですもの 抱かれていたい
抜いた指輪を 川面に投げて
いのち預ける 天竜なさけ

霧よ隠して この恋を
二人で渡る さだめ川
誰が呼ぼうと 帰らない
女ですもの あなたと生きる…
花と散るまで 心はひとつ
明日へ旅行く 天竜なさけ
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