「ねえ、言っちゃうよ。」

半分に割ったアイスを
分け合うなんて初めてのことで
どこか浮ついた自分に気づいた
意識すれば 溶けてゆくの

波はざわめいている
君の横顔の次に綺麗だ
夕暮れは急ぐ 秒針を回す
もう少し時よ 待ってよ

君を連れてきた蜃気楼が
ひと夏の夢なんて
「そんなのいやだよ。」

思わず袖を引く どうか
行かないで
どこへも

乱反射した光を背にして
夏風に揺れる
白いワンピース はやる鼓動

どんな表情してる?
真っすぐ見つめられないや
季節よりも眩しい君だけ感じていた

恋をしましたと言えないまま

閉じ込められている
行く先も知らないガラス玉
ほほ笑み返した 本当の想いを
聞けずにいる不安みたいだ

誰かを好きになることを
誤魔化してきたんだきっと
出逢わなければ 眩む体温も
ただ季節のせいにしただろう

ほんの少し甘く 寂しくもある
絶妙なバランスに 肩寄せれば

もう無くなってしまいそうで
苦しくて 恋しいよ

緊張と焦燥と切なさで
抱き寄せたい世界が回る
真夏じゃなく君のせいだから

「ねえ、言っちゃうよ。」
全身全霊の恋を
開く水平線のコントラストから
伸ばす影模様

方向を揃えて そしてひとつになって
混ざり合えたなら 泣いちゃうのかな
淡い心

笑い飛ばしてしまわないで
大好きな人
返事よりも今は君だけ感じていたい

恋をしてしまったからですか
×