さくら仁義

わらじ一年 合羽で二年
長脇差(どす)を抱き寝も 三年越し
さくら仁義に 啖呵の花が
咲いて小粋な旅鴉
なぜに堅気をすねたやら

惚れた弱身を まぎらす酒に
いつか呑まれて 涙ぐせ
さくらつぼみの あの娘の肩に
野暮なせりふを二ツ三ツ
かけたあの日が命取り

笠に重たい 渡世の義理を
意地で支えて 越す峠
さくら吹雪に おふくろさんの
背伸びするよな 声がする
それがやくざの泣きどころ
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