八月の花

アスファルトは昼の雨に濡れて
都会の帳を吸い込んで光ってる
見下ろす君の横顔には退屈なメロディ
睫毛がゆれる

明日また会えるとして
余計な言葉はいらないね
明日また会えるとして
余計な言葉はいらないね

鈍いまま大人になったあの夜
借りてきた囁きで確かめあえるのかもしれない
長い言い訳が糸を引いて
橋を架ける二人の距離に

じきに思い出すような
暗い話は忘れよう
君に八月の花を
面影は左右非対称

明日また会えるとして
余計な言葉はいらないね
明日なら会えるとして
余計な言葉がいらないね
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