黒猫のタンバリン

黒猫が俺に言った
この船は泥舟だ
慌てないで気分はどう?
沈むまでまだ時間はある

見てごらん あのお城
あの中は空っぽだよ
だけどみんな 
見張られているようで
従順な召使い

電光石火で消え去っていく
言ったもん勝ちの出鱈目に
明けても暮れてもずっと右往左往
そこがいいならお好きにどうぞ

黒猫は俺に言った
あのパレード見てごらん
埋め尽くす あの車道
引きちぎった 鎖のタンバリン

優柔不断なあなたでも 
そこまで言ったらわかるでしょう
怯えることなど何もない
泥舟は崩れ始めてる

パレードは延びる 西へ東へ
鎖の音色混ざり合ってハーモニー

電光石火で消え去っていく
正体不明の当たり前に 
明けても暮れてもずっと右往左往
それがいいならお好きにどうぞ
泥舟は沈み始めてる
黒猫はしなやかに踊る
×