五月雨

光をなくした今日に
ほどけない雲が写って
シーツのウェディングドレスで
見えない未来に縋るの

あなたの瞳に うつるように
乾いた愛に 水を注ぐように 静音を

書きかけの 空が泣いて
声が届かなくても
風が凪いで 白が降って
見つからなくても
すれ違いの 音が止んで
この歌が届くなら
雨行きのあなたに傘を

光を見つけた過去に
ほどけない距離をはかって
幸せの予行練習で
叶わない未来に縋るの

あなたの瞳に うつりたくて
2人分の名残を 忘れたくて 余雨を

書きかけの 空が泣いて
声が届かなくても
風が凪いで 白が降って
見つからなくても
すれ違いの 音が止んで
この歌が届いても
濡れ行く僕を放って

あなたを曇らせる僕でありたくて
ねぇこの雨に名前をつけて

書きかけの 空が泣いて
声が届かなくても
風が凪いで 白が降って
見つからなくても
すれ違いの 音が止んで
この歌が届くなら
晴れ間にあなたは要らない
晴れ間にあなたはもう居ない
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