Transit

遠く淡く掠れてゆく景色に
瞼を閉じて 鼓動を確かめる
少しずつ 過去(きのう)を忘れてゆくみたいに
未来(あした)へ手を伸ばす その指先にまだ残る記憶

ゆらゆら巡る言の葉が 空に溶けてゆく
追憶の温かさは 心を揺らす
懐かしい日の風景は 時間を旅しても
あの頃と変わらない風が「ここにいるよ」と囁く

いつまでもそこに在る 確かな暖かさも
失う時が “いつか” じゃない事だと
想像できたはずと 知ってても秒針は
前だけを見つめて その先をゆく

もう行かなくちゃ この先で待ってる未来へ
この手に残る想い出を 鞄に詰めて
色付いてゆく景色には 名前を付けよう
いつまでも変わらない風が背中を押した

あの頃と変わらない風に「忘れないよ」と残して
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