時を超えゴールを決めろ

言語から論理だけ抽出した数学を 共通言語として
時を超えて異なる時代に生きる思索者が
数式刻んだボールを繋いで サッカーゴールを決める
科学史を紡ぐ文法を集積したのが 物理学

17世紀 ニュートンが質量(m)、速度(v)、半径(r)の
向心力と等速円運動の式完成 F=mv2/r

19世紀 トムソンが磁場(B)に電子(e)を撃ち込み
ローレンツ力で曲がる大きさevBとした

磁場が電子を円運動させるローレンツ力(evB)と
向心力(F=mv2/r)の釣り合う 円運動の式(mv2/r=evB)を立てるも
未知な速度(v)を追い

磁場と直交な電場(eE)と相殺 電子直進(eE=evB) 速度選択器
未知の速度v(v=E/B)を 円運動の式(mv2/r=evB)に代入し

測定可な変数だけにし 電荷質量の比に追い込むも e/m=E/(B2r)
電子の質量(m)、電荷(e)に届かず パスを回されたミリカン

20世紀 電子の電気素量(e)を油滴実験
スプレー摩擦 帯電した油滴噴霧 重力(mg)落下

落ちる加速に空気抵抗増え やがて終端速度釣り合い
流体中の粘性抵抗の ストークス法則(mg=6πηrv)かまし
油滴の半径(r)と質量(m)測り 電子を包囲電場(E)かけ
負電荷同士の斥力で 落ちる油滴を浮かしてホバリング

電荷(q)データの背後の規則性
最小単位(e)の整数倍(q=ne)の離散的値に 追い込み特定

ニュートンのボール転がし ストークス(F=6πηrv)がアシスト
トムソンが電気素量e(e→1.602×10-19クーロン)
トラップして ゴール前の

比電荷率まで持ち込みキラーパス(e/m)
電気素量(e)を比電荷(e/m)で割り戻し
ミリカン(e)が渾身のシュート
4世紀に及ぶ 電子の質量9×10-31乗kg

数式だらけのボールは ラザフォード ボーアへ託され
原子核回る電子の 原子模型の解明へ突き進んで行く
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