拝啓、10年前の君へ

季節の終わりと新たな始まり
告げるように桜舞い散る

変わってるこの景色
通り行くのは ずっと前に着ていた制服
川と桜並木の道
コンクリートを歩けば懐かしの校舎

君が大事にしてたもの
あのとき好きだった人にも
何年も会っていない
なりたかったものにも なれていないし
謝らなきゃいけないことがいっぱいだ

ごめんねあの頃描いた夢たちは
努力もできず終わってしまったんだ
もっと頑張れたかもしれない
今更だよね わかってるんだ

叶えられていないけど 今もうまくやってるよ
降り注ぐ花びら 集めてみた

教室に並んでる木製の机
授業中 夢に恋してた

君が大事にしてたもの
失ってばかりじゃないんだよ
今も続いてること たくさんあるよ
それは君のおかげだね
ありがとうって言うこといっぱいだ

白紙に聞かれた “頑張ってきたこと”
君が選んだことではないけど
書いてきたんだ 私なりの答えを
君は不安だよね

頼りないかもしれないけど 悪くない今に辿り着く
道を選んできたから これからも

追いかけたいことが見つかったんだ
ぼんやりとしたもの 小さなこと
君の夢を叶えられなかったみたいに また諦めるかも

けどこれからも新しい目印を付け続けるよ
そうやって明日も歩いてくから
きっと大丈夫
×