しょせんの二人

同じ栄養を繰り返して 競技の名前もわからない日々だ
五巻で途切れた部屋の端 コミックは時々心を引っ掻いた

離れられないわけはないとして これは

きっと思い出になって 忘れてしまうけど 今は
みっともない恋をしよう しょせんの二人だ

社会への優越感と同じ数 劣等感を持っている
嘘つき休んだ今日は祝杯とろくでもない だから楽しかった

怖いものなんて山程ある ノイズを気にする決まりはない
五分で忘れた親切や見栄とゴミ箱の中で起立の二人

楽しかったと言いたいの わたしの為に

今夜困ったらダーリン どうにかしにきてよ
仕方なく二人は 足りない今を誤魔化しあった
語り継がれるような大恋愛にならないわ
正しい書き順も知らないままに恋を書き殴れ

暮らしの話がしたかったんだ わたしはあなたと
怪物になってしまう前に終わりをはじめよう

今夜困ってもダーリン どうにもならないわ だって
二人は気づいていたから 愛してはいない

きっと思い出になって 忘れてしまうけど良かった
みっともない恋をしてた しょせんの二人だ
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