あさきゆめみし

会える日は 化粧をおとす
頬と頬 へだてるものは 何もいらない

好き好きと 動かしながら唇を
あなたに滑らす 声は出さずに

あけ渡す 夜の喜び服をぬぎ
向き合う私の 相手この人

傷ついて いるほうがなぜか上で抱く
いくつも冬を 越えたふたりは

眠ってる あいだに 雪が降りはじめ
もいちど あたためあって帰ろう

橇(そり)に乗り 銀いろの森をこえてゆく
目を閉じてあと 十五分だけ
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