Nowhere Man ~喝采が聞こえる

要らないと思って捨てた1枚のメモ用紙
そこに書かれた数字が
今になって必要だったパスワード

開かないドアを横目にゴミ箱漁って
睨んだ夜空の
色のない月が僕を見下ろした

ゆらゆらと風に靡く旗ひとつ
あれは目的地か?
立ち入り禁止の標か?

実際の形に似せた模型を動かして
縮尺のズレた未来を書き記す設計図
金木犀が香る 生温い風を羽織って
きっと 一生 ずっと
空回るNowhere Man

招かれてなかった宴
後日にあがったキラキラの静止画
冷やかしに見て涼しい風が吹いた

Oh 落差は拡がる一方
Oh 理想郷からどれくらい離れた?

喝采が聞こえる
あの日塞がれた穴から
ぎゅっと耳を押し付けると
微かに響いてるよ
170cmと36.5℃の体温で
きっと 一生 ずっと
彷徨うNowhere Man

いつも違和感だけがして
誰にも溶け込めなくて
そんな自分も苦じゃなくて
寧ろ居心地が良かったNowhere Man

喝采が聞こえる
いつかこじ開けた穴から
覗いてみれば懐かしい
面影も感じるよ

針葉樹が茂る木漏れ日で顔を洗って
きっと 一生 ずっと
勘違いNowhere Man
ずっと
ひとりぼっちのNowhere Man
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