昨日にはもどれない

郵便受のすきまから さらばと鍵をなげこんだ
眠ったふりするお前にも つめたい音がしたはずさ
やさしい肌によりかかり ずるずるくらした年月が
はずかしそうにうつむいて 足音ころし去ってゆく
ああもう もどれない もどれないのか
ああもう かえれない かえれないのかここへ…
ふりむく窓にキラキラと 昨日の愛がのこるだけ

揃いではいてたジーパンの 裾から夢がほころびる
つくろいあわせることもなく これからひとり町を出る
両手にさげた紙ぶくろ 意外におもい年月が
まぶしい風にさらされて まぶたの裏でかけめぐる
ああもう もどれない もどれないのか
ああもう かえれない かえれないのかここへ…
なじんだ路地にユラユラと 昨日の愛がゆれるだけ
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