蜃気楼の街

明日 家を出たら うつろな風に
身をまかせ 流れるまま
ひとつこぼれ落ちた 心のかけらを
捜しに行こう

遠のく窓明りと
消えて行く足跡は
気だるい昨日に
置いて来た私だから

あての無い街から 届いた手紙
ひとつ胸に
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