センチメンタルバス

剥がれたその日の前に 戻るバスがあるらしい
裸足でふらりふらり 硝子の欠片を片付ける

地雷の少し先 担架に乗る死体が揺れる
銃声の夜を抜け 辿り着く夢の改札

伝え損ねた言葉が 長い雨に濡れ両手を伸ばせない
守れない物ばかりを 照らす赤い光

ベランダから懐かしい 君の歌声が漏れる
壊れた時計の針に 真っ赤な糸を貼り付ける

明日の今頃に 爆弾が落ちて始まる
ただいま、おかえり 最後の一日が終わる

話したい事ばかりが 流れる涙に名前を付けたがる
ありふれた日々の影を 照らす赤い光

伝え損ねた言葉が 長い雨に濡れ両手を伸ばせない
守れない物ばかりを 照らす赤い光
話したい事ばかりが 流れる涙に名前を付けたがる
ありふれた日々の影を 照らす赤い光

楽しそうな君が好き 楽しそうな君が好き
可哀想な色の月 可哀想な君が

剥がれたその日の前に 戻るバスがあるらしい
裸足でふらりふらり 戻る場所があるらしい
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