巷に雨が降るごとく

誰にもかなしい過去がある
ふるいこころの傷がある
雨よたたくな巷の窓を
胸にこぼれる雨だれが
すぎた昔をよびもどす

誰にも逢いたい人がいる
わすれられない恋がある
弾いてくれるな夜ふけのギター
ひとりしみじみ飲む酒が
ながす涙でうすくなる

誰にもやさしい唄がある
生きてゆく日の夢がある
夜ようたうな想い出ばかり
暗い灯影に身をよせて
明日を旅する人がいる
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