おはようシンデレラ

舞台から 見えるかい 夢が見えるかい
拍手の渦の彼方に光る 夢が見えるかい
ブルーのサスを浴びて 芝居に狂う
不思議の部屋を 歩き始めた
君に見えるかい
いつも 寒い 夜だった
まばたくスター 追いかけた
いいよ 忘れて …女優は
わがままが 似合うものだから
今日 旅だちの 幕が開いたら
君は ひときわ 美しい
おはよう シンデレラ

寄せ打つセリフの波に乗って 君は沖へと舟を出す
想い出の湖に広がる甘いリキュールは もうすべて飲み干してしまった
嵐という名の漂流船に乗った 僕の音楽は
果たして君のみずみずしい感性に 未来を与えたのだろうか
サテンの衣裳が あざやかなライトに揺れている
忘れていいんだよ 今宵は終焉のとき
人々は 満ちたりた潮のように肩をいだきあう
忘れていいんだよ 女優は
カーテンコールの酔いの中で
静かに微笑むのが 似合っているからね

舞台まで 届けるよ 愛を届けるよ
行き交うメロディーの 彼方に灯もる 愛を届けるよ
ギターの フィルにのって 芝居を彷う
飾りガラスの 向こうに息吹く
君に届けるよ
今は 激しい 時だよね
自分きりの 時だよね
いいよ 忘れて …女優は
ひたむきが 似合うものだから
今日 旅だちの 幕が開いたら
君は ひときわ 美しい
おはよう シンデレラ
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