Gypso

風がスタートを抜ける
柔らかな木漏れ日がそっと
生きていること 此処にいること
抱きしめてくれていた

気付けば終わったつまらない今日でさえ
誰かにとっての儚い夢だと知った

たまにさ今もまだ
君を思い出すよ
憧れに胸騒ぐ
春のような明日を見ていた
このまま優しく
君に合う歩幅で
いつか旅路の終わりで
呼び名もないこの日々が
花束になるように

誰にも代われない運命を
誰かの真似で窮屈に生きてても届かない
今日をひとつずつ
確かめて進むような

途切れた心を繋いでくれるのは
悲しみのあと溢れるモノだと聞いた

朝陽が今日もまた
部屋に注ぎ込めば
何もかも躊躇わず
光だけ掴める気がした
そのまま遠くへ
出来るだけ遠くへ
屋上の風の音(ね)も
伸ばした手の感触も
忘れたくない

今もまだ
君を思い出すよ
憧れに胸騒ぐ
春のような明日を見ていた
このまま優しく
君に合う歩幅で
いつか旅路の終わりで
呼び名もないこの日々が
花束になるように
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