天使になれたら

かけがえないような愛でした
足りないのはお互い様でした
君の泣いてる顔が見たかった
君の病んでる顔が見たかった
別に人生詰んでるわけじゃない
これが最後の恋のつもりもない
でも最近の飯がまずいんだ
勝ち負けとかじゃないが悔しいんだ

君が言う「こんな人嫌いだよ」
君が言う「あんな顔なりたいの」
全部相槌打って頷いて
全部さかさまなんて言えないね
都会暮らしの街外れ在住
いつかさなんてタワマン見上げて
君の泣いてる顔が見たかった
君の泣いてる顔が見たかったんだ

全肯定を否定にして
君だけの天使になったのに
ボロボロになってしまった
翼を返してよ

もらってばかりで返せないごめんね
君に伝えれないセレナーデ
まだ好きそのたった一言で
君だけの天使になったのに
君の歌にナイフが刺さって
初めて苦しいって思ったんだ
なんだって出来る気がしたのに
なんだって言える気がしたのに

どうせいつか幸せになるなら
今のうちにしておけば良かった
僕はやっぱり今日も冴えないな
どうせ前向きなんかなれないです
君があくびをしている合間に
またひとつ歌を書いてみたんだ
なんか中身が何にもなくてさ
僕はやっぱり今日も冴えないな

探り合ったら確かめ合って
永遠を引き延ばしてたんだ
こんな日が続いたらいいのに
こんな日が続いたらいいのに

もらってばかりで返せないごめんね
君に伝えれないセレナーデ
まだ好きそのたった一言で
君だけの天使になったのに
君の歌にナイフが刺さって
少しだけ笑ってしまったんだ
こんなにも愛していたんだね
こんなに抱き締めていたんだね

揺れるカーテンの隙間に
君が泣いてたのはなぜ
騙せないは幻
君が僕の堕天使
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