“ごめんね”と云わせて

仕事終えた帰り ジャズの店に来るよ
苦いビールが 今はやすらぎね
濡れたコースターへと “ごめん”なんて書けば
にじんだ文字に あの日甦る
もう恋にあきたと あなたから先に聞いたよ
ああ やさしい人が 嘘つくと哀しい
あなた知ってた こんな女を
浮気なやつと 責めてもくれず
心を捨てたひと

同じ気分わかる人は 他にいない
だけとしあわせなんて おかしくて
酔って軽くなれば あなた気にしてるよ
今までいた私が 嘘のよう
さあ自分でひいたレールなら 勝手にゆけよ
ああ やさしい人の 残酷な仕打ちね
あなたみていた こんな私を
悪い女としかってくれず すべてうばったひと

あなたいつでも 許してくれた
どうしょうもない 浮気な私
“ごめんね”と云わせて
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