わかれの詩

さよならをするため 飲んでいるなんて
誰の目にみえたでしょう ヨコハマ桟橋
別れても このまま暮しても
淋しさは変わらない せつない二人
うしろから呼びとめる 声を待ちながら
二人とも背をむけて 歩いてしまった

今もまだ連れだてば 恋人にみえる
そんな夜別れたの ヨコハマ桟橋
明日から 何もないくせに
おたがいの哀しみが あるだけなのに
いつどこでどんな時 ミゾができたのか
あなたにも私にも 言えないままなの

抱きあって くちづけしてみても
昔にはかえれない せつない二人
振りむけばどこかまだ 愛もあるくせに
二人とも背をむけた あの日のさよなら
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