オレンジ

カサブタ捲れた痛みは
悔しさを忘れない為

夕焼けオレンジに染められた校舎と
溜め息吸い込んだあの日の事も

プレハブの裏側で流した涙の数は
暮れて来た空の彼方
繋がった星のようだな
明日の自分が誇れる自分を探してる

「あんたなら 最後まで」
迷い照らしてくれた母の面影

「心配はしてないわ」
いつだって自信をくれたのは

弁当は秋の色
アカギレた指がチラつく

食後のオレンジは仲間と過ごした
酸いも甘いも欠かせなかった日々

キックオフで夢の途中
ほら何度だってトライする
立ちはだかる分厚い壁
当たって砕け!!

誰かが残した足跡が
僕らに繋いでくれた今日が

いつか自分も残す側に
この想いを未来まで

俺の夢迷わず応援してくれた父親の背中

肩組めば不思議と強くなれた僕ら
体張るくらいへっちゃらお前の為なら

昇降口 好きなやつの話
おい誰にも言うなやって笑った友達

下らない絡み でも大事な証 友情のカタチの話

追いかけて追いかけて
ノーサイドで
強く握った手の平が

可能性(あした)を掴む
今を繋ぐ
地図にない未来へと
×