荊の薔薇

傷だらけだった僕の現実(せかい) いつの間に陽が差して
君が笑う 僕も釣られ 笑う
期待なんかされなくても 気丈に咲いてみせるから
何処までも 隣にいてよ

ごめんねも言えないまま さよならした 涙に餞(はなむけ)を
終止符は いまだ

空が眩しく笑うから 悔しくて賭けた
悲しみ照らせば 負けない 間違いじゃないから
口を開(ひら)けば嫌われてばっか 溜め息の夜も

僕が凛々しく向かったら 灰色の道が
追い風吹くかな 彩(いろど)れ 見たことない未来
震える胸は 明日(あす)への希望
散りばめた種は華になるよ

加減なんか知らないでいいよ 感傷に浸ってないで
何時までも 海を渡るよ

喜びも聞けないまま 眠ったままの 笑顔に花束を
終焉は まだだ 叶えるんだ

いつか失くした光が 煌めいた夢が
夜空を翔ければ めげない もう手遅れだから
来る日も熱をぶつけ合ってばっか 隠せない意(こころ)

君と果てなく進んだら 藍色の僕ら
愛されるのかな しあわせ 辿るように一歩
出逢えた街で 紡いだ運命を 宿した火種は消えないでしょ

願った夢なら咲かせてゆけ
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