一樹
ひび割れだらけの幹(みき)を見上げれば
空へ空へと まるで道です
あんなに探して探した道が
説明も無(な)く ただ此処(ここ)に有(あ)る
羨(うらや)まずして咲く花のように
妬(ねた)むこともなく舞(ま)う風のように
身に付けてきた鎧(よろい)も刃(やいば)も
総(すべ)て要(い)らない国へゆきたい
一樹(いちじゅ) その根元(ねもと)へと辿(たど)り着き
疲れ果てた腕を巻きつければ
一樹(いちじゅ) その幹(みき)に耳を澄(す)まして
歌のように脈(みゃく)を聴(き)こう
笑えるものなら笑ってみよと
試(ため)すが如(ごと)く 冬は降(ふ)り積(つ)む
許せるものなら許してみよと
憎(にく)むが如(ごと)く 嘘(うそ)は降(ふ)り積(つ)む
さまよってゆく羊を呼ぶ声
風に飛ばされて散り散りになって
だまされてゆく心を呼ぶ声
百億光年の先から
一樹(いちじゅ) 教えてよ人の行(ゆ)く先(さき)
生まれ変わる先の続きのこと
一樹(いちじゅ) 私はひと粒の水に
いつかなりうるだろうか
一樹(いちじゅ) 教えてよ人の行(ゆ)く先(さき)
生まれ変わる先の続きのこと
一樹(いちじゅ) 私はひと粒の水に
いつかなりうるだろうか
いつかなりうるだろうか
空へ空へと まるで道です
あんなに探して探した道が
説明も無(な)く ただ此処(ここ)に有(あ)る
羨(うらや)まずして咲く花のように
妬(ねた)むこともなく舞(ま)う風のように
身に付けてきた鎧(よろい)も刃(やいば)も
総(すべ)て要(い)らない国へゆきたい
一樹(いちじゅ) その根元(ねもと)へと辿(たど)り着き
疲れ果てた腕を巻きつければ
一樹(いちじゅ) その幹(みき)に耳を澄(す)まして
歌のように脈(みゃく)を聴(き)こう
笑えるものなら笑ってみよと
試(ため)すが如(ごと)く 冬は降(ふ)り積(つ)む
許せるものなら許してみよと
憎(にく)むが如(ごと)く 嘘(うそ)は降(ふ)り積(つ)む
さまよってゆく羊を呼ぶ声
風に飛ばされて散り散りになって
だまされてゆく心を呼ぶ声
百億光年の先から
一樹(いちじゅ) 教えてよ人の行(ゆ)く先(さき)
生まれ変わる先の続きのこと
一樹(いちじゅ) 私はひと粒の水に
いつかなりうるだろうか
一樹(いちじゅ) 教えてよ人の行(ゆ)く先(さき)
生まれ変わる先の続きのこと
一樹(いちじゅ) 私はひと粒の水に
いつかなりうるだろうか
いつかなりうるだろうか
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