夏服のカノン

夢中で恋をしてた
夏のせいだった
すずしい指の先から落ちる
虹の音に立ちすくんでたわ
…So Loose

夏中 恋をしてた
キュプロスの岸辺
からかう様に うしろを振り向く
かすれた笑顔 好きだったわ

どうして 思い出せないの
あなただけが不確かで
夕暮れのスロープで
夢を見てた気もするの

そして いつか消えてく
星くずの未来
流線形に光った瞳は
どこか空の色に似てる

あの時のシャツの胸が
さよならを告げたのね
夏服で追いかけられて
忘れかけた記憶なの
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