ランニング・イン・ザ・ダーク

あの子に指差して 笑われたって構わなかった
あなたはそこにいた 本当の音楽のように
耳を澄ましてて 忙しかったんだよ僕は
夕方のチャイムは 夜が迫ってくる音

分かってみたかった あなたの優しさが
あるだけでよかった 教えてくれていた
きっと相応しくなかった そんなことないよあなたは
見上げていたまま冷たく冷めてく頬

空が泣いている
誰かのためになる
幸せのありか 幸せのありか
あの子も泣いている 誰が知る由もなく
こんな歌なら こんな歌なら

言葉に詰まったランナー
誰のせいでもないんだ
分かったふりした
正す暇もないまま
悲しそうな顔は 水たまりにうつした
あいにく雨だが乾くよりはマシか

目を閉じてしまったら
何光年あった距離が
目を閉じてしまえたら
目を閉じてしまえたら

この世界に恋した二人が物語だった
この世界に恋した二人が物語だった

都合不都合を知る あなたは外を見る
幸せのありか 居合わせた二人は
何でつながっている?
記憶の果てじゃなく
いつも通りの景色を
その目に映して

言葉に詰まったランナー
願いが叶うなら
分かったふりした
変わる時間はないから
構わずランニングインザダーク
水溜まりを超えて
会いに行く雨だが
乾くよりはマシか
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