月のカーニバル

何もかも脱ぎ捨てて
殴るようなキスをした
おそろいの傷跡が
まるで運命みたいだから

僕がもしも昇る太陽なら
君は夜明けに沈む月
どれだけ追いかけても
君は夜へ消える

許されぬ僕たちは
三日月のカーニバル

街の灯が眠りだす
夜明けを見下ろすベランダ
哀しみと恋しさを
ワイングラスに注ぐ

君が海を渡る舟なら
僕は岬の灯台さ
いつまでもこの場所で
君を探してるよ

焼けるまで抱きしめて
今宵だけのカーニバル
君が遠ざかってゆく
朝が来る前に

焼けるまで抱きしめて
今宵だけのカーニバル
君が遠ざかってゆく
朝が来る前に
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