おんな

おんな… おんな…おんな…

夕べの小雨が 狭霧に変わり
汽笛も鳴いてる 港町
胸で育てた あの人よりも
肌で憶えた あなたに燃える
もう離さない もう離さない
捨てられたって あなたについてゆく

夜明けのカモメが 絡んで飛ぶと
もう一度あなたが 欲しくなる
強いようでも おんなはおんな
いつもあなたに すがってしまう
もう渡さない もう渡さない
私の恋は 誰にも渡さない

切れたテープを 小指に巻いて
夢をたぐれば 想いがつのる
もう離さない もう離さない
生きてくかぎり あなたについてゆく

おんな… おんな…おんな…
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