明日は僕が天使になる

明日は僕が天使になる
夕暮れの砂浜が見える
遠くに思えた 裏道を歩いて
追いかけた 10月の午後

どこまでも 深く落ちていく
涙は ここで海になる
風が手招いた 身体を剥がれて
飛び立てば もう自由な午後

声はなくなって 全て許されて
洗い流された魂で ひとり
泳いでいく

明日は僕が天使になる
もう少しで あの子と出会う
諦めかけた 新しい世界で
蘇る 10月の午後

それから静かに 二人抱きしめて
滅びた街の中を すり抜けてく
泳いでいく

明日は僕が天使になる
夕暮れの砂浜が見える
遠くに思えた 裏道を歩いて
追いかけた 10月の午後

追いかけた 10月の午後
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