ふたりでひとつ

街を照らすよ この身を委ねたかった
泣き出しそうに揺らめく太陽
逃げたいな 時間に追われている
息をつく暇も無い暮らしを抱きしめている
ずっと

流れ星を数えたなら
落ち合う空の彦と織
密かな想い恋じゃなくて
もっともっと特別なもの

限りある未来を僕らは
寄り道回り道を繰り返した
どうでもよくて くだらなくて でも愛しくて
蟠る未来を僕らは
一つ解くたび一つ絡まった
それでもよくて それがよくて それ以上要らない
ふたりでひとつがいい

逃げたいな 影に追われている
転がりながら出た目の通りに歩き続ける
ずっと

檸檬と苦瓜の魔法
睨み合って虎とドラ
喧嘩の後ごめんよりも
もっともっと大切なもの

遍く全ての事柄が
まるで意味のない気晴らしみたいだ
そのマイペースで不安定さが心地よいから
どんな隕石もへっちゃらさ!

ああ、すれ違うこともある
嫌いになる日もある
子供じみた意地っ張りもある
ああ、清濁を併せ呑む
地層みたいな二人ならどこまでも大丈夫

限りある未来を僕らは
寄り道回り道を繰り返した
どうでもよくて くだらなくて でも愛しくて
蟠る未来を僕らは
一つ解くたび一つ絡まった
それでもよくて それがよくて それ以上要らない
ふたりでひとつがいい
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