小さい男

然したることのない 暮らしの憂さ故か
意味目的もない 命の虚しさか
僕の心を 底なし沼の
深い孤独が 覆いつぶす
助けてくれと 叫びあげたい
寂しさに 寂しさに 体が凍る
死さえ勧める 酷(むご)い孤独が
僕の心に 住み着いていた

いつかそんな僕に 出逢いが訪れた
美しい姿で 美しい心の
君という人 僕はすっかり
君中毒に 身を染め上げた
ようやく僕の 命動いて
生きてる意味も そこに生まれた
僕は決めたよ 一生かけて
君の命と 暮らし守ると

ただ一人の女性 そのために一生
賭けるのだと言えば おそらく大方は
小さい男 ダメな男と
蔑(さげす)むだろう 嘲(あざけ)るだろう
けれどようやく 寂しさ消えて
生きてる意味を 見出したんだ
君を守ると 僕は決めたよ
小さい男 やり遂げること
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