みれんの旅路

なみだの河を 幾つも越えて
恋の終わりを 探しています
冬の金沢 降る雪よ…
胸の残り灯(び) 消してください
忘れきれない 面影追って
北へ流れて 行く旅路

あなたの腕に 優しく抱かれ
窓に夜明けを 信じたあの日
燃える大館(おおだて) 龍神よ…
添えぬ運命(さだめ)に 明日(あす)をください
赤く燃えてる 命を重ね
濡れてせつない 雨が降る

誰かと暮らす しあわせならば
いっそ願える 女でいたい
港 函館 海鳥よ…
どうか教えて 涙の理由(わけ)を
忘れきれない 面影抱いて
旅路の果ては 冬景色
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