方程式で飛行機を飛ばせ

飛行機の翼 迎え角に吹く空気抵抗
エンジン推力が勝り 速度が揚力に変化
重力を凌ぎ 釣り合い 前後上下に拮抗
水中を潜るダイバーのように 空気を泳ぐ

ガスを後方に噴射し 反作用で前進する
翼は下が平ら 上が弓なり
3階建ての空気層の2階に突入
3階に押し上げた空気が 高速で走り 気圧が下がって揚力

ゴムホースの水な 翼の上の空気が下より加速
空気密度(ρ)×断面積(A)×速度(V)=質量流量(m')一定
連続方程式 速度上げ エネルギー保存し圧下がる
ベルヌーイの定理 翼の上は空気が速く圧下がり
下は圧上がり 上下の気圧差が揚力となり
※流体の圧力(P)、密度(ρ一定)、流速(v)、高さ(h)、重力加速度(g)で
P+1/2ρv2+ρgh=一定
浮き上がらざるを得ない飛行機

尾翼の昇降舵上げ 空気抵抗しケツを下げ
機首上がり 回転モーメントで主翼が首をもたげ
翼の前が3階へ 逆にケツが1階に下り
1、2、3階またがる翼が 空気をもろに受け煽られ

より上昇 斜めの翼↓ 上下の↓空気流路の気圧差で
連続方程式 ベルヌーイの定理 反作用を繰り返し

右に旋回するなら 右の翼の補助翼を上げ
空気抵抗で右翼だけ下がり 揚力減る分尾翼で稼げ

間もなく着陸態勢に入る 主翼のフラップ引き出し
空気抵抗し減速するも 揚力の公式(F=1/2ρV2SC)でバランス
揚力(F)は 速度(V)や翼の面積(S)の2乗に比例
減速し過ぎの失速警戒 フラップ出して翼(S)広げ
バードストライク エンジン停止したが 安心してください
前方への移動距離と高度の下降距離の 滑空比を
20:1にして グライダーのように滑空
ハドソン川に胴体着陸し 乗客から拍手喝采をもらえ
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