水想

居場所を探しながら 季節に漂っては
傷跡隠すことに いつの間にか慣れていたんだ

胸の深くに 沈めてた願いが
息継ぎするように 何度も
浮かび上がる

追いかけても 追いかけても
水のように 掴めない
夢はいつも 近くて遠い
曖昧で綺麗だ

問いかけても 問いかけても
海のように 響かないんだ
間違いながら 彷徨いながら
その先へ まだ まだ まだ
泳いでくように

立ち止まるその度に 正しさ 疑うけど
それでも進まなくちゃ この心に嘘はつけない

孤独を知った夜も 眩し過ぎた朝日も
きっと意味があるから
そのひとつひとつ 忘れないよ

追いかけても 追いかけても
水のように 掴めない
夢はいつも 近くて遠い
曖昧で綺麗だ

問いかけても 問い続けても
こたえはもう わかってるんだ
戸惑いながら 躊躇いながら
その先へ まだ まだ まだ
泳いでくように

まだ まだ まだ
輝けるように
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