ゆう

繰り返し見たドラマを
見てまた君は泣いている
必死にその感想を伝えてくれる
違うよ 僕が笑ってるのは
感動してないんじゃなくて
そんな君が愛しくて
たまらないだけ

変わらずにいられるかだなんて
分からないけど
変わらずにいたいと思えたひと

you

何年先でもずっと
日々を分け合えますように
振り返る時におんなじ
思い出と目が合うように
君が 何年かけても消せない
僕には触れない過去が
何度 目覚めても
寝かしつけといてあげるから

一緒に食べる夕飯とか
帰り道の綺麗な景色とか
見過ごしそうな“普通”を拾い上げて
幸せそうに笑う君が
僕にとってかけがえないから
そんな君の“普通”を彩れますように

悲しみに未来が曇ってしまうように思ったら
何度でも君に伝わるように 言う
何回生まれ変わっても
すぐに見つけられるように
最期の時までちゃんと
なるべく寄り添っていよう
ただ 難解なこの不条理も
漠然とした不安も
愚痴でもこぼしたり
しながら乗り越えようよ

変えられないんだ
出会う前のこれまでは
ひとつひとつが連なって
僕らはいまこうなった
油性ペンで書かれた悲しみに
必死に消しゴムをかけるよりも
色とりどりの絵の具で彩っていこう

you

何年先でもずっと
日々を分け合えますように
何回生まれ変わっても
またそばにいられるように
だから
もう生けてはいけないような
残酷な悲劇の中も
終わりを選ばずに
生きていてくれてありがとう

生まれてきてくれてありがとう
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