挽歌

髪もとかずに駆けてく君の
背中がやけに悲しくて
古いシネマの場面想い出した
涙で歪んだスクリーンのように

あいつが君の話するたび
胸が痛みに張りさけそうだった
友を捨ててまで
愛に生きられない
こんな男を恨むがいいさ

降り出した冷たい雨にうたれ
このまま凍えてしまいたい
男と女の悲しげな挽歌
都会が泣いてる ひとりが寒いと

夢を投げ合った あいつと同じ女を
愛してしまった不幸を嘆くよ
君を抱くたびに
友の横顔が
こころしばって 愛は宙を舞う

馬鹿馬鹿しい恋の結末に
裏切りの涙がとびちる
男と女の悲しげな挽歌
都会が泣いてる ひとりが寒いと
ラララ……
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