静かな海、白い香り

降り立った海の駅 風の匂いは白
懐かしい思い出は今の私に冷たい
あなたにはどんな顔を見せたらいいの?
わからない
これから好きになってゆくの?
さえぎることなく 広がる海の前で
ためらうことなく あなたの手を握る

まだ寒い春の海 風の匂いは白

切なさはどんなときも後から来る
わからない
今より好きになっていいの?

「さえぎることなどない」とあなたは言うの
「ためらう理由など要らない」とも
さえぎりたいのは その場限りの嘘
ためらいたいのは あなたが好きだから