都忘れ

遠くなる程近くなる 過ぎたあの頃
あざやかによみがえる
ふたりで生きた 歳月が
夢を道連れに
まわり道を 重ねてた

「都忘れ」の 花を見る度
時はあの日に戻る
何も言わずに 支えてくれた
そんなお前が映る

先の見えない淋しさや 心細さに
人知れず泣いた日も
思えば苦い 置き土産
こんな都会にも
咲いているよ 密やかに

「都忘れ」が 風にゆれてる
何もなかったように
ささやかだけど このしあわせを
そっといとしむように

「都忘れ」の 花を見る度
時はあの日に戻る
何も言わずに 支えてくれた
そんなお前が映る
×