母ごよみ

母のやさしい手枕で
眠りつくまで 子守唄
夢で 夢で 目覚めた時は
いつもさがした母の胸
こころやすらぐ おもいで暦

ひとりせっせと晴れ着縫う
頬にひとすじ ほつれ髪
とても とても 温かかった
日向みたいな 母の愛
知らず知らずに あふれた涙

苦労話もあるだろに
こぼさなかった 愚痴ひとつ
嫁ぐ 嫁ぐ その日が来たら
持って行きたい 母ごころ
数え切れない おもいで暦
ああ 忘れない 忘れない いついつ迄も
母のやさしい おもいで暦
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