アンモナイト

私アンモナイト
あなたにかけては頭変なの
とろけているの
あなた想って2億年たって
まだ移ろいもせず呼吸してる
星が凍りついて輝いてたわ
だけれど夜の海は暗すぎるしぶつかっちゃうわ
桃色珊瑚のかたまりに
安堵ないと あなたがいないと
なんもないと なんもないと なんもないと
こんな広く青い世界で淋しさと愛を勘違えて

私アンモナイト
!なんと直径2m
あなたシーラカンス
白亜紀に生きてる
なんてひどく
声響かせたけど波の音が低くて
鼻歌さえも聞えなくなる
心もとない静かさね
安堵ないと あなたがいないと
愛がないと 愛がないと 愛がないと
涙さえも海に返してあたしはあなたに溺れた

そして何もかも私の横を通り過ぎ去ってった ららBYE
けれど長い記憶の向こうからまた会いにくること知ってるから
もっと好きにならせて ならせて ならせて

デボン紀から創られた殻のまま一生一緒に化石になろう
なろうよ、ねぇ
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