葉月の雨

悲しい夢を見たのかい? 震える瞳の奥に
知る事のできない痛みを 僕には教えてくれないかい?

限りある命の中で 君と出会い過ごした日々は
繰り返す魂の中に 焼きつくだろう

八月の窓の外は雨 見つめあう度切なくて
確かめる様に 止めどなく唇 重ね合せた
あの日から 幾つもの 夜を二人で 乗り越えて
もう君を 離しはしないから...

夏を告げる風達に 僕の希望の声を乗せて
君の奥へと運べるなら この愛をとどめてほしい

閉じかけた扉に手を伸ばし 触れあった心の奇蹟は
深く目を閉じる度に 蘇り続けるだろう

明け方の空は雨上がり 戸惑い押えきれずに
僕らいつまでも強く 離れられないでいたね
許しあった過去の泪 求めあった嘘のない笑顔
僕の中に 今も感じている

八月の窓の外は雨 見つめあう度切なくて
確かめる様に 止めどなく唇 重ね合わせた
あの日から 幾つもの夜を二人で 乗り越えて
もう君を 離しは 離しはしないんだ...
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