艶姿

最後の言葉を嘘で着飾るなら
生きていくその咎に足かせをはめて

確かに覚えた 私の両ほほに
痛みさえ 包み込んだ 君の手が

長い長い愛の歌 君の手で終わらせて
この胸の記憶さえ 二度と目覚めぬようにと

あの日の記憶が歩みを妨げた
祈るよに 広げてく翼のむこうに

かすかな明かりが水面に結ぶ影
留めよと救い上げた 両の手で

長い長い愛の歌 紡ぐ面影さえ
深く沈めて欲しい 二度と惑わぬようにと
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