フタリノセカイ

晴れ渡る空の下で 僕たちは
どれほど過ごしたろう
手を繋いで ずっと遠くへ
言葉紡ぎ合いながら

耳馴染みのある 声を聞くたび
その瞬間に 胸の奥がそっと灯る

明日
朝目覚めたら 君はいるの?
大きい腕の中 眠っている
朝目覚めたら どこ行こうか?
君の横顔見つめながら
どんなセカイでもフタリなら大丈夫
ほら 始まるよ

時折静かに 君は俯いて
何も言わなくなる
強い風が 二人の間
知らず知らず 通り過ぎて

抱え込んでいる 傷みも全て
触れていたいのに

だけど
瞳の奥に 僕はいるの?
重ね合った手を 見つめている
瞳の奥では 泣いてるの?
そっと僕にだけ 囁いて
誰も知らないフタリだけのセカイで
このままずっと

明日
朝目覚めたら 君はいるの?
大きい腕の中 眠っている
ちぐはぐなままでいいから
ずっと二人で一緒にいよう

明日
朝目覚めたら 君はいるの?
大きい腕の中 眠っている
朝目覚めたら どこ行こうか?
君の横顔見つめながら
どんなセカイでもフタリなら大丈夫
ほら 始まるよ
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