Emerald

残された優しさの跡をなぞるだけなら
誰にだって容易い愛を知らなくても

他人にはわからない事情だってあるでしょう
説明はいらないわかりたくなんてない
換気扇回して朝を始めよう
天国を思い描いて

雨が上がった気がしている
君が笑ったから
今日だって
違う歩幅の相槌で同じエメラルドを
見ていたい、今だけは

涙で洗い流すたびに
型にはまらない幸せを想う、願う

人には話せない歴史がこんなに
彩るぬくもり壊すわけにいかない
今が何月だっていい
君といるなら

晴れた夜空も透明な朝も同じように
あたたかくて
違う額を合わせて感じられるのが
夢みたいで、今だけは
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