待宵草

どれほど涙で やつれたら
恋しいあなたに 逢えるのか
夢で抱かれて 目覚めれば
夜空の月さえ おぼろです
待って待って
待ちわびる 待宵草よ

忘れてしまえる ものならば
これほど悩みは しないのに
月のしずくに 濡れながら
あなたに焦がれて 咲いている
待って待って
待ちわびる 待宵草よ

地獄もみました 生きるため
それでも心は きれいです
せめてあなたに 逢うまでは
咲かせていたいの この命
待って待って
待ちわびる 待宵草よ
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