イドラ

何時だって微睡んでいる 始めてみた景色に
抜け出せない 此処に居たい 捕らわれ続けている

息を吸うように人は決めつける
思考の無い反芻さ

終わりではない 始まりじゃない
回り続ける流れの中に
今が映り 見えるだけで
唯それだけのこと

魂は消費される 溢れ出した選択
浴びせられた経験など それは唯の暴力

息を呑むように 人は其処に居る
凶器を握りしめながら

取り留めの無い時間の中で
変わり続ける暇もなくて
その言葉が首を絞める
少しは救えたかな

回る世界で終わり続ける命の中で
変わり続ける許しがあれば
この流れは変わるのかな
所詮は他人事
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